あなたもきっと陥っている?インポスターシンドロームとは?

女性 なく

あなたは

「どれだけ周りから評価されても、自分の能力を信じる事が出来ない」

「今回はたまたまうまくいっただけで、本当の私は何も出来ない無能な人間だ」

「自分のキャリアはただの虚構で、私はみんなを騙している。」

 

なんて心境に陥った事はありませんか?

こんな心理状態に陥る事を、インポスターシンドローム(別名:詐欺師症候群)と呼ぶそうです。自分に対する自身の評価と周りの評価があまりにも分不相応で自分自身を詐欺師のように感じてしまう思考の習慣なんだとか。

 

約7割の人間が、この心理状態に陥っている

 

およそ7割の人がこの状態に陥る事があるそうで、一般的には男性よりも女性の方が割合としては多く、特にアスリートや専門職を持つ人に多いようです。

世間的に成功していると思われるような人たちにも多いようで、英国女優のエマ・ワトソンとか、スタバのハワードシュルツCEOもこの症状に悩まされていた事もあったそう。

この思考に陥ってしまうと、どれだけやっても満足感や幸福感にたどり着く事は出来ずに、頑張っても頑張ってもまだまだ足りないと感じてしまいます。周りの評価が高くても「自分は周りを騙しているだけ。」と感じているから、周りの声には耳を傾けられないんですね。

前回お話しした「対処的悲観主義者」に似てる考え方で、いくらうまくいった事でも、これは自分の能力のせいではないから次は失敗するかもしれない!と未来に対してなかなかポジティブになれない思考方法。非常に過小評価の低い思考状態です。

 

この心理状態から抜け出すためには…

 

これを克服するにはいくつかの思考訓練が必要なんですが、代表的なものを挙げてみました。

 

1.マインドフルネス

これはもう鉄板ですね。自分自身の評価を捨てて、現実を見る事が大切。これは過小評価し過ぎてしまっている自分を現実的な目で受け入れてみる。良いとか悪いとかの評価の枠を超えて、今自分がすべき事に焦点を当てる事で、余計な思考から解放される手助けになります。

 

2.完璧などないという事を知る

どれだけ頑張っても、完璧な仕事をする事は不可能です。むしろ仕事を完璧にしようとすればするほど、他の部分がどんどん不完全になっていきます。完璧を目指す事から解放されると、「自分がした選択は本当に正しかったのか?」という永遠の悩みループから解放されます。

 

3.今の逆境の意味を見出す

どんな人にだって、耐えなければいけない逆境ってあるものですよね。成功すればするほど、周りからのプレッシャーは強くなっていくもの。このプレッシャーに押しつぶされそうになった時、この逆境を耐える意味を見つける力こそメンタルの強さなんだと思います。その答えは、置かれている状況によってきっと一人ひとり違うと思います。答えはどこにも書いてないから、あなたが自分自身と向き合ってゆっくり見つけていく事が一番大事。

 

こんな感じです。あとは周りの人間に今の自分の気持ちを素直を伝えて、話を聞いてもらいましょう。「私、今こんな事ばっかり考えちゃってるんだけど〜…」なんて気軽に相談してみるのもいいかも。

 

なによりも今の自分の状態を自覚する事が大切

 

この心理状態って無意識に起こってくるものなので、客観的に見つけるのって中々難しい…。あなたの今の心境が誰もが陥る状態だと自覚出来れば、少しは気持ちも楽になるのかなと思うし、これを読んだあなたの周りにもし同じような人がいたら、それとなく伝えてみてください。

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