食物アレルギーで、うつにもなる?

あなたは、

食べ物が原因でうつになる

なんて話、聞いた事はありますか??
アレルギーって、普通は咳やくしゃみ、蕁麻疹なんかを想像しますよね?

ただ、人によっては「頭痛」「疲れやすい」「覇気がない(気力がない)」という症状がアレルギーで起こる事もあって、これらはあなたの元々の体質ではなくてあなたが食べているもので起こる事があります。

アレルギーには大きく分けて「即時型」と「遅延型」の2つがあって、咳やくしゃみなどは食べた直後に起こる事から「即時型」に分類されます。今回の「遅延型アレルギー」と呼ばれているものは、食べた数時間〜数日後に現れるアレルギーの事を言います。

この遅延型は、即時型と比べるとあまり知られていません。

なぜかというと、

 

・症状が出るタイミングが食べた時間と全く関係ない為、本人も気付く事がほぼない。(因果関係が特定しづらい。)

・その人の体調や性格が、食べ物に影響される事もあるという考えがまだ広まっていない。

・告知している医療機関がまだあまりない。

 

といった理由があります。

この遅延型アレルギーと同じようなものに、牛乳などの「食物不耐症」や小麦の「セリアック病」、腸壁が破れる「リッキーガット症候群」なんかがあります。これらで起こる様々な症状は、全部僕たちが食べたもので引き起こされます。

 

遅延型アレルギーで、どんな症状が出るのか?

 

遅延型アレルギーで引き起こされる症状は精神的・身体的全て合わせると、150以上あると言われています。
とても挙げきれないですが、主なものとしては

  1. うつ
  2. 無気力
  3. 集中力欠如
  4. 慢性疲労
  5. 睡眠障害
  6. 不安障害
  7. 下痢・便秘
  8. 胃痛・腹痛・胸痛
  9. 頭痛
  10. アトピー
  11. 口内炎
  12. 湿疹
  13. ぜんそく
  14. 肩こり

なんかがあります。あなたや、あなたの周りの方でもこのような症状を訴えられる方いらっしゃると思います。

 

じゃあ、どんな食べ物でこのアレルギーが起こるのか?

 

この遅延型アレルギーですが、実は即時型アレルギーとほぼ同じ食べ物が原因と言われています。その数は90種類以上。その中には普段僕たちが食べているお米や魚なんかも含まれています。

即時型アレルギーとは反応する抗体が違う為、また別の検査が必要ですが、この検査は保険適応ではないので受けようとすると結構な高額になります。自己検査キットでも数万円はしてしまいます。

ですが、アメリカではおよそ90%のアレルギーが8品目の食べ物で起こると言われているので、この中で自分が良く口にする食べ物があったら、1品目ずつ減らしてみて、症状に変化があるかどうかを見ていっても良いと思います。

その8品目が

  1. たまご
  2. 牛乳
  3. 甲殻類
  4. 木ノ実
  5. ピーナッツ
  6. 小麦
  7. 大豆

の8つです。

小麦以外の食べ物は1週間程度で変化が見られるようですが、小麦は少し時間がかかるので1ヶ月を目安とした方が良いようです。

ただし、これはあくまでアメリカ人の体質から見たものなので、そのまま日本人に当てはまる訳ではないと思います。大豆や魚は昔から日本人の主食として食されてきたものですから。あくまで参考程度に、最終的には自分の身体で確認していくという作業が必須になってくるかなと思います。
あと、血糖値を急激に上げる高GI値のものでも疲労感やイライラが起こりますので、高GI値のものも控えるようにした方が良いと思います。

普段食べているものを変えるというのはかなり大変な作業ですし、強制して変えても却ってストレスが溜まってしまう事もあると思います。まずは量を減らすとか、何となく気に留めておくとか、出来るところから始めていっていけたらと思います。

 

PS. 今回の内容は、職場環境や人間関係に本気で悩まれて気分が滅入ってしまった結果、「うつ」や「慢性的な疲労感」に苦しまれている方に、「あなたのその症状は全て食べてるもののせいだよ。」と言うのが目的なわけではありません。
また、特定の食べ物を悪い物として非難しているわけでもありません。

ただ、何にでも相性という物があって、一般的に健康と言われている食べ物でも人によっては不都合な症状を引き起こす事もあり、もしあなたがお困りの症状が食べ物の影響で起きているとしたら、何かが変わるきっかけになるかもしれないと思って載せてみました。

あなたの辛い症状を緩和させる、解決の糸口にになれたら嬉しいです。

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