「不安」ってなんだ…?

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あなたも、一度は胸を突き上げるような不安感に襲われた事、あると思います。

試験前だったり失恋だったり、はっきりとした理由があれば問題ないですが、思い当たる節もないのに胸がゾワゾワ、ざわざわするような不安感って、一度はありますよね。

最近、「常に不安感がある」という人が増えてきていて、アメリカでは約5人に1人が「不安障害」を抱えていると言われています。

インターネットなどの通信機能が発達し世界が狭くなってきて人と人との距離は縮まっているはずなのに、どうしてこんなに不安を感じる人が多いのか。

最近言われている情報を元に、自分なりの考えを3つくらい載せてみました。

 

①お金で得られる幸せには限度額がある

 

お金は何をするにしても必要なものですが、年収額で大体600万円を上回ってしまうと、金銭面で得られる幸福度はほとんど変わらないという事が分かってきました。お金はいくらあっても足りないとよく耳にしますが、この金額以上を稼いでも、そこから得られる幸福度には変化がないと言われています。

それ以上は「年収〇千万」って言った時の優越感を欲していたり、自分以上に稼いでいる人間への妬みで頑張ってしまう事が多いようです。1億円稼ぐと、2億円稼いでいる人を羨ましく思いますが、果たして自分にはそんな大金が本当に必要なのか?と考えてみるのも良いかもしれません。

 

②SNSは、不安を煽るだけ?

 

最近言われている言葉で、「FOMO(フォーモ)」という言葉があります。「取り残され恐怖(Fear Of Missing Out)」という意味です。 家でゆっくり過ごしている時に、SNSで友人が楽しく過ごしている姿だったり何かに挑戦してる姿だったり、知らない人が大業績を成し遂げた姿などをみると、なんだか自分が無価値に思えたり、「私の人生って一体何?」と取り残された気持ちになってしまう事です。SNSは社会的な繋がりを作るのと同時に、不安感を煽る反面も持っているようです。

 

③心が求めている繋がりは、インターネットだけでは満たされない?

 

アメリカでは、18歳以上の大人の約5人に1人が何らかの不安障害を抱えていて、約4人に1人が診断可能な精神疾患を患っていると言われています…。(海外ばかりのデータですみません…。)逆に比較的貧しい国に住んでいて、飢えや渇きに苦しみ、住む所もまともになく、医療保険などもないような地域に住んでいる人々でも、家族や親族との繋がりが強い人たちは、不安を感じる事はほとんどないようです。

これってもしかしたら、僕たちが本当に求めている繋がりっていうのは、画面越しに伝わる愛情だけでは物足りないっていう事なのかもしれません。

もちろん遠く離れた家族とスカイプで話が出来た時、技術って本当にすごいなあって痛感します。でもきっと、それだけでコミュニケーション全てが賄えるかっていうと、おそらくそうではないんだなと思います。画面越しのコミュニケーションは、あくまで補足的なものであって、それで全てではないという事なのかもしれません。

「現代社会は人と人の繋がりが希薄になっている」なんて言われて久しいですが、人の心って、本当に「その人が何を持っているか」や「どんな肩書き」かでは計れない複雑なものなんだなと思います。

 

余談ですが、東洋医学で考えた場合、陽の季節である夏から陰の季節である冬に向かう今くらいの季節は、どうしても落ち込みやすくなったり不安感が出やすい時期と言われています。東洋医学では、人間は自然の一部であると考えられている為、季節が変われば人の心も変わるのも、当然の事なのです。

あなたの心に余裕ができてきたら、「夏は陽気な気分だったんだから、秋冬は少しくらいこんな気分になるものだよね。」と自分の心を客観的に見てみるのも良いかもしれません。

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