もしあなたが、外で食事をする事に恐怖を感じているのなら…

あなたは、友人や同僚などと、外で誰かと食事をする時になんとなく恐怖心を感じる事って、ありますか?

「約束はしたものの、なんか今日の集まり少し面倒臭いかも…。」

とかっていう感じではなく、外でご飯を食べていると、実際に呼吸が苦しくなったり動悸が出たりして、不安感や恐怖心を感じてしまったりするような状態です。

狭いところや高いところにいるのが落ち着かずに、恐怖心を感じてしまう事を閉所恐怖症や高所恐怖症と言ったりもしますが、これらと同じように、外でご飯を食べる事に恐怖を感じる事を、「会食恐怖症」と呼びます。
このようなお悩みをお持ちでない方からしたら、

 

「ただ外で食事をする事がどうして怖いの?」

 

そんな風に思われる方もいるかもしれませんが、これは電車に乗ったり人混みの中にいると体調が悪くなるパニック症状と同じように、周りにいる人に対して「変な人だと思われたらどうしよう」や「恥ずかしい振る舞いをしているんじゃないか?」という意識が身体に悪さをしてしまう状態です。

誰だって、人前に出ればどう見られているかを気にするのは当然ですし、そういった気持ちが自分を良く見せるのに一役買って良い人間関係を結ぶきっかけになったりもします。ですが、こういった症状の出てしまう人は、人の目を意識する気持ちが強すぎたり、以前人前で怖い思いをした人でトラウマになっている事が多く、そういった心理状態が身体に悪影響を及ぼしてしまっているのです。

 

会食恐怖症の原因は様々

 

この会食恐怖症の原因は、人それぞれ様々です。例えば…

・恋人と食事中、いつも食べ方のマナーについて指摘を受けていて食事が緊張の場となっていた。
・学校給食の頃、食べるのが遅くていつも周りの視線を気にしながら食べていた。

などがあったりします。

要は、食べる事が楽しみではなく緊張する場でしかないという経験を繰り返し過ごした事で刷り込まれていってしまったんですね。

そういう場合、本人も何故自分は食事をすると体調が悪くなるのか?が分からない事が多いです。

この恐怖症自体ほとんど知られていないという事もありますし、周りにも中々言い出せないことから長年苦しんでいる方がいるのも事実です。

このお悩みをお持ちの方は、他にも少しでも不安な事があったり、出来ない事があると気持ちが揺らいでしまう事も多く、一般的には完璧主義だったり神経質と言われる方が多いです。

私たちはふとした時に恐怖を感じる生き物でもあるので、ただの恐怖と恐怖症の線引きは少し難しいですが、ここでいう恐怖症とはそれをする事で日常生活に著しく支障をきたすという定義で考えてもらえたらと思います。

あくまで本人の訴えなので、周りの人も少しだけでも理解をしてもらえると、助かります。

こういった恐怖心があるのを自覚した上で、ではどうやってこの恐怖心を取り除いていくか?というところですが、今の所この恐怖症に対しての画期的な治療法はありません。

 

症状が出てしまうのは、脳の誤作動

 

パニック障害などと同じように、認知行動療法や考え方を少しずつ修正していって、回数を重ねて脳に「誰かと食事をする事は怖い事ではない」と再教育していく必要があります。

他の人が普通にしている事でも、恐怖心を感じてしまって出来ないというのは、脳の誤作動ではありますが、脳としては自身を守る為に必死になって緊急命令を出しているだけです。それを誤作動なんだよ。と脳に優しく教えてあげる必要があります。

但し、いくら頭で考えて理解できていたとしても、実際に行動して外で食事をする事は安全だと経験を重ねていかなければ、中々恐怖心を克服する事はできません。

これは筋力トレーニングと一緒で、いくら筋力アップのノウハウを頭で分かっていたとしても、実際にトレーニングを積まなければあなたの筋力はアップしませんよね。

時にはうまくいかない事もあると思いますが、まずはあなた自身がどういった場面で恐怖を感じるかを、段階に分けて見極めていく必要があります。

 

会食恐怖症の克服方法


1.まずは会食をする事で感じる恐怖は、頭自身の脳が作り上げた誤作動であるという事を認知する。(考え方を変えてみる)
先述の通り、あなたが外でご飯を食べている時に感じている恐怖は、実際に直面している恐怖ではなく、あなたの経験を通して作られた脳の誤作動です。

まずはその事を理解した上で、行動に移す準備をしていく事から始めてみてください。

 

2.実際に会食をして、自分が何に対して恐怖を感じているかを理解する。
「外で食事をする事に恐怖を感じる」と言っても、相手や場所によって、恐怖感の感じ方は違うと思います。
例)
・家族との食事は問題ないけど、初対面や慣れていない人との食事では恐怖心を感じる。

・近所なら大丈夫だけど電車を使って行く遠いお店だと怖い 等そういった経験を通して、自分がどういった場面に恐怖を感じるのかを見極める必要があります。

その為には、最初は怖いかもしれませんが実際に会食をして見極めた上で、段階的に慣れて行くと言った行動療法が必要になります。

 

3.専門家の意見を聞く。カウンセリングを受ける。
こういった症状をお持ちでお悩みの方は、中々周りからの理解を得られずに孤立してしまう事が多くあります。
孤立してしまっては、気持ちを改善に向かわせる事が困難になります。理解ある専門家や家族や友人に、相談をしてみる事で自分では見えなかった改善策を得られると共に、安心した気持ちで改善させて行く事が出来ると思います。

 

4.すぐに良くしようとは思わない。
実際に行動に移しても、最初は中々うまくいかない事もあるかと思います。時には失敗して、症状が強く出てしまう事もあるかもしれません。
これが認知行動療法の大変な所ではありますが、小さい失敗を繰り返しながら、少しずつ良い方向へ向かっていけたら…という気持ちが大切です。

 

5.一時的に薬に頼ることも、良しと考えてみる
認知行動療法と薬物治療は、相反する治療法と考えてしまう事もあると思いますが、恐怖心や不安感の波に襲われている時というのは、自分で自分の感情をコントロールする事すら難しい時もあると思います。

そんな時は自分自身で何とかしようとせずに、一旦は不安を抑える薬などで一時的に症状を落ち着かせるという考え方も必要になって来ます。但し、あくまで一時的なものとして捉え、減薬や断薬の計画も一緒に考えてくれる心療内科を見つける事をおすすめします。

現在、心療内科はたくさんあります。全ての心療内科医があなたにとって最良とは限りません。2つ3つクリニックを回って慎重に見極めていく必要があります。

もちろん、東洋医学も効果的です。漢方や鍼灸治療には心の不安感を抑える 作用があります。痛そうとか怖いというイメージはあるかと思いますが、一度ご相談いただくのも選択肢の一つとして良いかと思います。

 

どうでしたか?もしあなたが、会食恐怖症でお困りの場合、このブログの内容が少しでも気持ちを楽にする手助けになったのなら、嬉しいです。

「こんな悩みを持っているのは私だけなんじゃ…?」と思っていても、まずは色々なところから情報を集めて、会食に対する恐怖心を克服するあなたなりの方法を見つけていって頂けたらと思います。

 

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